月見の足駄

/ 2013.05.10 posted

月見の足駄 [Curator]
伊藤聡一

[Material]
橡 / 歯にはパドック / 黒檀 / ウォルナット / 榧 / 朴の積層

[協力]
デザイン&3Dモデリング 串田賢一(山梨県工業技術センター
木工 吉野崇裕(工房木夢
印伝 山本法行(有限会社印伝の山本
協力 コニカミノルタ株式会社

3D 技術とアナログの加工技術を融合。
メイカーズムーブメントのその先へ。

3D 技術が大きく進化し、由緒ある品として珍重される工芸品を現在に甦らせることが可能になりました。しかし、完成度を高めるためには、3D 技術とともにアナログの加工技術が重要。長い経験と勘に裏付けられた職人の仕事が高水準の製品をつくりあげるカギになります。メイカーズムーブメントのその先を感じさせる、先端技術と伝統技術がコラボレーションして高度な製品づくりが可能になる例を紹介します。

この展示では、山梨の文化財「足駄( 鎌倉時代)」を3D スキャンしてデータ化し、山梨県が誇る木工と印伝により復刻した工芸足駄を紹介します。伝統的な連歯下駄は台座と歯部を一つの木から一体としてつくりだしますが、ここでは複数の木材をカラフルに重ねたうえで切削して製作。また緒は甲州印伝を用いています。造形データをもとにしているのにも関わらず、職人の手仕事によって高いクオリティで仕上げられた逸品です。

《公開日:2013年5月10日》

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