Report|ワークショップに実りがないのはなぜ? − KREI/co-lab西麻布5th Anniversary Party & New concept release

EVENT / 2015.06.04 posted

おかげさまでKREI/co-lab西麻布がオープンして5年が経ちました。
この5年でクリエイティブな働き方や、共創をコンセプトにしたワークスペース、様々な形態のシェアオフィスやコワーキングスペースが続々と増えました。今後はここKREIからオープンイノベーションの成果を実りあるものとして発信していくために、ワークショップにフォーカスした活動をしていきたいと考えています。そして生まれたのが、新たなプロジェクト「Workshop Kitchen」です。

WorkshopKitchen
実はこの新しいプロジェクト「Workshop Kitchen」、リリースの段階では「Workshop House」だったのをイベントの6日前に変更したのです!そんなサプライズエピソードを主催者挨拶に交えつつ、新しいプロジェクトのお披露目を兼ねたアニバーサリーイベントを去る5月22日に開催しました。

*主催者挨拶の様子。
左:コクヨファニチャー株式会社ものづくり革新センター長 木下洋二郎
右:春蒔プロジェクト株式会社代表/co-lab企画運営 田中陽明

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*会場には、co-labメンバーのお仕事紹介資料やKREIの歴史を展示
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ケータリングは「食べるシチュエーションをデザインする」をコンセプトにしているモコメシさん。
今回のために考えてくれた『make your own OPEN SANDWITCH!!!』は、自分で具材を選び、お好みの量を盛り付け→出来上がったオープンサンドをチェキで撮影→タイトルをつけて会場に展示する、というもの。自分で食べるもの(主観的なもの)に、タイトルつけて掲示することで客観的なものにしてから食す(体に取り込む)。ただ食べるより、味わいが変わりそうな感じがしますね。

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メインビジュアルやロゴの制作を担当してくださったのがco-lab西麻布メンバーの日置好文さんです。
コンセプトメイクから関わっていただき、運営者とデザイナーの様々なキャッチボールを経て、新プロジェクト「Workshop Kitchen」に辿り着きました。

左:エントランスには、新プロジェクトをイメージしたバルーンの演出が。
右:会場内に貼られたポスターの一部。「創造のキッチンへ、ようこそ」

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そしていよいよ、メインイベントのトークセッションが始まりました。口火を切ったのはコクヨファニチャー株式会社 WORKSIGHT LAB.上席研究員の齋藤敦子氏。齋藤さんの的確でチャーミングなファシリテーションにより、登壇者からも参加者からも興味深いキーワードが続々と出てくるトークセッションとなりました。

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創造(Think)と実験(Do)を重ねてきたKREIで、これまでどんなアウトプットが行われてきたのか、そして今後はどのように変革を遂げていくべきか、まずはリ・パブリックの田村大氏とtakramの田川欣哉氏によるラウンド1がスタート。
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左:田川欣哉氏 右:田村大氏
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傍では、コクヨファニチャーのツールであるチャット型クラウドボード「KAKIAGE」でトークセッションの議論の視覚化を試みました。「KAKIAGE(かきあげ)」のネーミングにちなんで、板前とシェフ姿で登場です。
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*リアルタイムで可視化される議論のつながり。それを映しながらトークセッションが進む
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トークセッションが行われていたのはKREIの地下に位置するKREI SALONでしたが、1階へも中継が行われていました。
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ワークショップという手法は日常的に使われるようになりましたが、面白いアイデアが生まれたり新しい人・技術に触れた瞬間はすごく盛り上がるのに、そこから本当にイノベーションが起きているか、ということを考えるとそんなに変化してるような実感はないのが現状だ、という問題意識が新プロジェクト「Workshop Kitchen」の立ち上げの根底にあります。
田村氏と田川氏には事前にこちらから「ワークショップに実りがないのはなぜか」という質問を投げかけていましたので、それに対する考えや、付随する様々な刺激的な意見を聞くことができました。中には、「イノベーション」という語彙自体はオシャレすぎて実態に即さない!なんて発言も。

ラウンド2ではデザイナーの石黒猛氏とコクヨファニチャーの木下洋二郎氏が参戦する形で、2014年にコクヨファニチャーとのコラボレーションプロジェクトで生まれたアクティブラーニング用チェアー「Campus UP」の話を中心に、実践やデザインを絡めたトークが展開されました。

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最後は参加者を含めたアイデア出しワーク。この「Workshop Kitchen」でどんなことができそうか左右隣同士3名で話をしてもらい、何人かの方々に発表していただきました。
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トークセッションの全体が見渡せる地下フロアのロフト部分にはEchosticsさんが入り、トークの進行に寄り添いながらライブセッションを試みました。トークが白熱している時は影の存在のようにゆるやかに流れ、アイデア出しワークの時間などは少しボリュームを上げて思考の転換を促すような音楽を生演奏してくれました。
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これまでに多数のプロジェクトやネットワークが形成・蓄積されてきたこのKREIという実験場から、新たに次世代のワークショップメソッドやアプリケーションがあるイノベーションのためのキッチンという場を提案していきます。
トークセッションやパーティーを通して得た様々なキーワードを実りあるものにするために、運営一同、気持ちを新たに取り組んで行く所存です。

「Workshop Kitchen」に、今後もご期待ください!

[コミュニティ・ファシリテーター:山崎]