2012年コクヨファニチャー総合カタログ

PROJECT NEWS / コラボレーション実例 / 2012.03.16 posted

co-lab西麻布(KREI)の特徴であるインハウスデザイナーとインディペンデントデザイナーが立場や会社組織の枠組みを超えて実現した、企業とクリエイターのコラボレーション事例として代表的な、コクヨファニチャー総合カタログの表紙アートディレクションについてご紹介します。

アートディレクション:西麻布ブースメンバー 矢野宏さん
ペーパーイラストレーション:Yulia Brodskaya

今回は11年版にデザインしたペーパークラフトの表現を受け継ぎ、また震災の影響で落ち込んでいるムードをはげまし元気づけるよう前向きなビジュアルを、というコクヨさんからのオーダーを受け、前作とは違う表現方法をもつロンドンのイラストレーター ユリア ブロウドスカヤさんの作品を起用されました。

紙の断面部分ですべてを表現し、グラフィックと見間違えるほどに繊細で、地の紙に反射した色彩のグラデーションが美しいクラフトアートのビジュアルとなっています。作風が独特で、アート寄りな彼女を起用することで12年版はさらに意外性を出しこれまでのかっちりとしたコクヨさんのイメージを良い意味で裏切る事が出来たそうです。

オフィスから新しいアイデアやビジネスが次々生まれる様子を、ファニチャーから生まれる太陽や虹でイメージしています。

矢野さんが担当する前には、同じく西麻布のデザイナー南部隆一さん(当時は三番町のメンバーであり、春蒔プロジェクトにも参加)と、元三番町メンバーであるソウルデザインの鈴木大輔さんが共同で担当していました。表紙にグリーンが配された椅子をメインにしたデザインで、それまでに内政していたビジュアルの傾向とはまた違ったデザインに仕上がっています。

日常的に同じ空間を共有することによって、通常の企業コラボレーションでは時間のかかる相互理解に対し、お互いの姿勢や肌感覚を自然な形で感じとり、コミュニケーションすることが可能な点も、シェアードコラボレーションスタジオの特徴となっています。

経緯や思いについての矢野さんインタビュー、プロフィールはこちら