災害用救護カープロジェクト

PROJECT INFORMATION

災害用救護カー D:田中陽明

日常時にはパブリックスペースで営利活動を行い、災害時には救護カーとして被災地に赴くシステムを開発。エンターテイメント性をもったデザインや機能性を、社会復帰のメンタリティーを高めるために役立てたいと考えています。

府中市の都市問題ををテーマにしたサイトオリエンテッドなコンセプトと、制作期間に発生した新潟県中越地震の現場視察で発想を得たアイディアをつないだ作品を発表しました。その後も提案し続けていましたが、2011年3月の東日本大震災での現場視察でこのプロジェクトの重要性を再認識し、実現化に向けて奮起再稼働を始めました。

災害用救護カーとは、都市公園の緑地に設置し、露天風呂からその眺めを堪能できる”お風呂カー”や、夜間は駅『前』に停車し、終電に乗り遅れた人の宿泊所に利用出来る”カプセルベッドカー”など、住宅機能(お風呂、ベッド、キッチン等)をもたせたトレーラーハウスを開発し、日常的に都市機能と付随するように設置し営利目的で継続的に運用していくもので、いざ避難が必要とされるような大規模な災害が発生した非日常時には、これらの車が一堂に被災地に結集し、救護活動を行います。エンターテイメント性を重視したデザインの救護カーを用いる事で、戦時中のような雰囲気を醸し出す自衛隊の車で埋め尽くされた避難場所に、社会復帰の気持ちを起こさせるきっかけにしたいと思っています。

災害用救護カー/ お風呂カー D:POINT
災害用救護カー/カプセルベッドカーD:田中陽明

本プロジェクトでは、救護カーのデザイン/製作と同時に、予め行政の認定を受けて、公共のスペース利用の許可を受ける必要があります。各市町村単位でこの救護カーを所有してもらい、行政が主体となり、民間で運営を行っていくという連携をもちながら実現する必要があります。

またco-lab AID(※1) やco-labメンバーのIMPACT Japan(※2)の協力も得ながら活動していきます。

2004年、府中市美術館で開催されたトリエンナーレに田中陽明が招聘され出展したアートプロジェクト。

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